メキシコ料理ドットコム店長す〜の想い

本物のメキシコ料理を食べてほしくて…
2年間、メキシコで修行してきました。


1999年6月28日
片道だけのエアチケットを握り締め、メキシコに飛び立ちました。

目的は、メキシコ料理を学ぶ為。

しかし、最初は知り合いもなく、何のコネも無い素性の分からない東洋人が、職を求めても
働かせてくれる所など何処にも無く、門前払いの日々でした・・・。

それから2年沢山のメキシコ人、日本人に支えられて5軒のレストランで働く事が出来ました。




伝統的な料理を出す店、
沿岸部のシーフードをだす店、
南の地方の料理を出す店。

タコスはもちろん、肉料理、野菜料理、
調理法では、揚げ、煮込み、焼き、などなど、
学んだ料理は500種類を超えます。

その中には、ハードシェルタコスやひき肉をつかったタコスはありませんでした。
しかも、辛いだけでなく、全然辛くないがおいしい料理や、
日本人の口にあう料理も、実にたくさんあったのです。
ショックでした。

今まで、自分が食べていたメキシコ料理はメキシコには無いんだ...

ここまで多種多様で、おいしいものだとは思っていなかったのですから当然です。
そして、それを聞いた現地のメキシコ人達も、同じようにショックだったみたいです。

日本には、本物のメキシコ料理は無いのか!?

それなら、 もっともっと日本に本物のメキシコ料理を食べさせなきゃ!
そんな思いで2年間、メキシコで修行してきました。

 

メキシコでは、シェフと酒を飲んで語り合ったり、
下働きの調理人たち(僕を含め)と公園のベンチを「Bar BANCA」と名付けてペットボトルに酒を入れて回し飲みし、どんちゃん騒ぎをしたり
文化の違いから行き違いがあって口論になったり
言葉がうまく伝わらないのが悔しくて、みんなのいない所で悔し涙を流したり

自分が作った料理を初めてメキシコ人に褒められてうれしかったり

いろんなことがありました。

  

そして、メキシコを発つ前日、お別れを言う為、それまでのレストランを回っている中で、
最後のレストランに寄った時、
一番お世話になったシェフから、こう言われました。


「日本人全員に、俺達の本物のメキシコ料理を食べさせてやれ!!

お前なら出来る。頼んだぞ!!」


・・・涙が止まりませんでした。

嬉しくして、悔しくて、楽しくて、悲しくて、そして、嬉しくて


それまでの2年間の色々な事が頭の中を一気に駆け抜けていきました。

僕自身、シェフを始め、お世話になったメキシコの友人達に、
何もお返しする事が出来なかったのに...

本当に親身になって、沢山の事を教えてもらい、沢山の経験をもらってばかりだったのに...

更に、
メキシコ人の心とも言うべきメキシコ料理を、
日本人に伝えるという使命までも、託してくれた。


本当に嬉しかったです。



あの時の、"想いと誓い"は、もちろん今でも守っています。

全ての料理、そしてトルティーヤ(タコスの皮)も
毎日、1枚1枚、心を込めて作っています。


本物のメキシコ料理を食べて欲しくて....



当店の料理を食べる事で、ひとりでも多くの人が

メキシコの事やメキシコ料理に興味を持ってもらい、好きになってくれたら、

この上ない幸せです。


是非、皆さん、本物のメキシコ料理を味わってください!!

店長・す〜

 

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